三重の歴史

松尾芭蕉

松尾芭蕉と奥の細道

2022/09/13   -What’s New, 三重の歴史

松尾芭蕉は三重県伊賀市出身の江戸時代前期の俳諧師。和歌の余興だった俳諧を、蕉風と呼ばれる芸術性の極めて高い句風として確立し、後世では俳聖として世界的にも知られる、三重県の誇る、日本史上最高の俳諧師だ。 …

天才歌人・西行が後に知った「あこぎ」の意味

2022/09/13   -What’s New, 三重の歴史

 「アコギ」という言葉がある。「アコギな商売」といった感じで使われていて、あくどいとか強欲とかいった意味なのだが、その語源は津市の阿漕浦からきている。ここはかつて伊勢神宮に供える魚を捕る漁場で、一般の …

木曽三川の洪水対策と 宝暦治水 – 稲垣勝義

文/稲垣勝義 桑名市域の木曽岬・長島町は木曽三川の大量の水と共に流れ込んだ土砂が寄り州を形成し、そこを開拓して人が住み着いた場所であり、輪中地帯と呼ばれている。この地域は豊富な水に恵まれ、さまざまな形 …

いなべの治田鉱山 – 稲垣勝義

新町周辺から治田の山を望む 【寄稿】稲垣勝義氏 はじめに  いなべ市大安町片樋に、通称「まんぼ」と呼ばれる地下水集水施設がある。地下水を集め、田に水を取り入れるために江戸時代に掘られた灌漑施設である。 …

三重人物伝 – 川村 瑞賢

東廻り航路、西廻り航路の開拓により高校の教科書にも載る、江戸屈指の豪商・河村瑞賢。一代で財を築いた豪商の多くが吉原や柳橋で遊興にふけったのとは対照的に、瑞賢は材木商として成功した後、海運航路の整備、築 …

名水「智積養水」を巡る水争い – 稲垣勝義

環境省の名水百選に選ばれた「智積養水」は菰野町神森地内にある「蟹池」からの豊富な湧水が水源となり、下流域の四日市智積町へと流れている。この地域を流れる川は鈴鹿の山を水源とする伏流水であり、渇水期になる …

平安時代版『ローマの休日』? 斎王の一夜の恋

2021/04/28   -What’s New, 三重の歴史

 斎王は、天皇に代わって伊勢神宮に仕えるため、天皇の代替りごとに未婚の内親王(または女王)の中から占いの儀式で選ばれ、都から伊勢に派遣された。  制度上最初の斎王は、天武天皇(670年頃)の娘・大来皇 …

三重を散策する – 多気

神宮寺(丹生太師) 佐奈は現在の多気町の南東部、紀勢本線・佐奈駅の周辺にあたる地域で、その名は古事記にも登場する由緒ある地だ。佐奈を収めた日小坐王は大和朝廷の基礎を作り上げたとされている崇神天皇の弟で …

三重と平家物語 – 橋本堅

2020/03/12   -三重の歴史

「三重県って地味な県だなぁ」というのが、小学校で歴史を習い始めたときの私の感想でした。  子どもだった私が、小学校で習う歴史の教科書を隅から隅まで見ても、三重県にゆかりのある歴史上の人物や事件はほとん …

北勢の歴史的風景

2020/02/21   -三重の歴史

思案橋 1582年の本能寺変の時、堺にいた徳川家康は、明智光秀の追手から逃れるため伊賀を越えて四日市に入った。さらに三河に逃げるにあたり、陸路を取るか?海路を取るか?悩んだのがこの地と言われている。こ …