What’s New

いじめ問題について、個人的に思うこと

最近、いじめについて考えることがあって、そこで思ったことをちょっと書いてみます。

僕らの子供の頃は、いじめはなかった。一人が一人をいじめることはあったけど、複数で一人の子をいじめるようなことはなかった。だから最近のいじめ問題の話を聞いていると「なぜそんなことが蔓延しているんだろう?」って素直に思ってしまう。

でも「当時、なぜいじめがなかったのか?」については、思うことがある。もし誰かが誰かをいじめていたら、他の子が「そんなことはやめろ」と必ず言ったと思う。「大勢でひとりをいじめることは卑怯なことだ」ってコンセンサスを、皆が持っていたと思う。

いじめはなくならない。人間が生きている限り、いじめは絶対になくならない。だから「いじめはある」という前提で、大人はそれに対処していかなければならないと思う。

「いじめられている子は強くならなければいけない」という意見があるけど、やっぱそれは無理な話だ。でも、いじめっ子が怖くて、自分に矛先が来るのが怖くて、いじめに加担してしまう子たちがいる。本当はいじめなんかしたくない、心優しい子たちだ。そういう子たちに「いじめに立ち向かうために強くなれ」と指導することは、可能だと思う。


【図1】これがいじめの構造だとしたら、


【図2】Cの人たちを、こういう状態にすればいい。

もちろん口で言うのは簡単だし、僕は教師の経験もないから、こんな意見は絵空事なのかもしれないけど…。

(Visited 619 times, 1 visits today)







-What’s New
-

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


関連記事

山口典宏

有限会社山口陶器社長 / 山口典宏

ラグビー一筋だった男が父親の会社を継いで目指したのは、「家業」を「企業」にすること。地場産業の新しいカタチを実現させるため、未来へのビジョンを掲げてそれにつき進む山口氏。その半生と今後について話を伺っ …

木村 哲美

さあ絵を描こう、そして展覧会を開こう

この2枚の絵は、2016年8月に三重混声合唱団としてオーストリア・ウィーンへ演奏旅行に出かけた時の絵です。ウィーン国立歌劇場とシュテファン大聖堂で歌い上げ、万雷の拍手をいただきました。旅先でのスケッチ …

日本の脱獄王「五寸釘の寅吉」こと西川寅吉

西川寅吉(にしかわ とらきち) 1854年~1941年 三重県度会郡明和町出身  西川寅吉は、日本において脱獄を最も多く行った(6回)脱獄魔。刑務所から脱獄する際、五寸釘の刺さった板を足で踏んだが、そ …

人類は大きな変革の前夜にいる!

武宮恵子の名作漫画『地球へ(テラへ)』。未来の世界はコンピュータが政治を行っていて、人間はコンピュータの決めたことに従って生きていた。ターミネーターのスカイネットのように「コンピュータが人間を支配して …

日本三大商人「伊勢商人」の 繁栄ぶりを今に伝える 旧小津清左衛門家

江戸時代、伊勢商人は大阪商人・近江商人とともに「日本三大商人」と呼ばれていた。伊勢商人は「越後屋」「伊勢屋」「丹波屋」といった屋号で店を連ね、その数はかなり多かったらしく「江戸名物は伊勢屋、稲荷に犬の …