三重の歴史
-
-
2021/10/06 -What’s New, 三重の歴史
文/稲垣勝義 桑名市域の木曽岬・長島町は木曽三川の大量の水と共に流れ込んだ土砂が寄り州を形成し、そこを開拓して人が住み着いた場所であり、輪中地帯と呼ばれている。この地域は豊富な水に恵まれ、さまざまな形 …
-
-
2021/09/28 -What’s New, 三重の歴史
いなべ新町周辺から治田の山を望む 【寄稿】稲垣勝義氏 はじめに いなべ市大安町片樋に、通称「まんぼ」と呼ばれる地下水集水施設がある。地下水を集め、田に水を取り入れるために江戸時代に掘られた灌漑施設である。 …
-
-
2021/09/17 -What’s New, 三重の歴史
三重人物伝東廻り航路、西廻り航路の開拓により高校の教科書にも載る、江戸屈指の豪商・河村瑞賢。一代で財を築いた豪商の多くが吉原や柳橋で遊興にふけったのとは対照的に、瑞賢は材木商として成功した後、海運航路の整備、築 …
-
-
2021/05/13 -What’s New, 三重の歴史
※プラス20号の同記事で、行が一部脱落している部分がありました。申し訳ありませんでした。 環境省の名水百選に選ばれた「智積養水」は菰野町神森地内にある「蟹池」からの豊富な湧水が水源となり、下流域の四 …
-
-
2021/04/28 -What’s New, 三重の歴史
斎王は、天皇に代わって伊勢神宮に仕えるため、天皇の代替りごとに未婚の内親王(または女王)の中から占いの儀式で選ばれ、都から伊勢に派遣された。 制度上最初の斎王は、天武天皇(670年頃)の娘・大来皇 …
-
-
2020/10/09 -What’s New, 三重の歴史
多気郡神宮寺(丹生太師) 佐奈は現在の多気町の南東部、紀勢本線・佐奈駅の周辺にあたる地域で、その名は古事記にも登場する由緒ある地だ。佐奈を収めた日小坐王は大和朝廷の基礎を作り上げたとされている崇神天皇の弟で …
-
-
2020/03/12 -三重の歴史
「三重県って地味な県だなぁ」というのが、小学校で歴史を習い始めたときの私の感想でした。 子どもだった私が、小学校で習う歴史の教科書を隅から隅まで見ても、三重県にゆかりのある歴史上の人物や事件はほとん …
-
-
2020/02/21 -三重の歴史
思案橋 1582年の本能寺変の時、堺にいた徳川家康は、明智光秀の追手から逃れるため伊賀を越えて四日市に入った。さらに三河に逃げるにあたり、陸路を取るか?海路を取るか?悩んだのがこの地と言われている。こ …
-
-
2020/02/21 -三重の歴史
明治維新は、日本を近代国家にするための出発点となったが、この明治維新に「偽官軍事件」という四日市を舞台とした幕末の悲話があった。 維新の火ぶたを切った鳥羽・伏見の戦い後、勝利した薩長の官軍は征討組 …